スケールモデル研究所
アリイ 1/32 オーナーズクラブ No.5 「'67 ホンダN360(昭和42年)」
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'67 ホンダN360(昭和42年)
<ホンダN360 アリイ1/32>
ホンダN360(エヌさんびゃくろくじゅう)は、1967年にホンダが売り出した軽乗用車。

愛称は「エヌコロ」。それまでは軽トラックやオープンスポーツカーであれば販売実績があったものの、その数は少なく、このエヌコロがホンダ初の本格的な量産乗用車となりました。

広い車内、高出力エンジンが特徴で、高性能と低廉な価格が相まって、ベストセラーモデルとなり、抜群の高出力エンジンであったため、エヌコロのデビュー後オイルショックまでの間、当時の軽自動車業界において「馬力競争」が起こっています。
<キットについて>
このアリイ・オーナーズクラブのシリーズは作りが単純です。数多くのキットを完成させることで、たくさん経験を積むことができます。そしてこのことは自身の技術の向上までも楽しみにできるということです。安価なキットであればそれだけ費用も少なくなり、製作の結果が早くに完成品となって確認できる点もメリットです
67 ホンダN360(昭和42年)
<ボディ塗装>
GSIクレオスの新塗料アクリジョンが筆塗りに適していることはわかったので、ボディ塗装を筆塗りでチャレンジしました。使用塗料はモンザレッドです。 早速、塗装失敗。敗因は塗料の濃度調整や筆運びか…、いくつか考えられます。

弘法筆を選ばず。弘法ではないので筆を選びました。筆塗りをあきらめ、エアブラシ。失敗を挽回すべく、上から吹き付け塗装をしたもののこれまた失敗。今度は塗料がいつまでたっても乾きません。原因はうすめ液が多すぎた模様。

こうなると、全てやり直しです。
'67 ホンダN360(昭和42年)
<仕切り直しボディ塗装>
下地にピンクを吹きつけました。今度は塗料とうすめ液をスプーンで量って調整しました。失敗した赤い塗料が隙間に残っていて仕上がりが今一つなので、もう一度これをきれいに取り除いてから、モンザレッドを吹き付けました。
'67 ホンダN360(昭和42年)
<シャーシー>
ホイールハウス部分も塗ることにしました。しかし、実車もボディ色かどうかは不明確。 排気管がただの棒なので、今回もドリルで穴をあけて管にしました。中心にあけられるようカッターでしるしを付け、穴あけ作業中にずれてきたら、刃を折らないように気をつけて修正します。

<車高>
キットのままですと車高が高すぎると思ったので下げました。方法は、シャーシーにある、車軸の固定部分をやすり、リューターで削り、シャーシー全体が下がるようにしました。広がった車軸の隙間にはスポンジを詰めておきました。
'67 ホンダN360(昭和42年)
<内装>
ドア部分には、黒色とボディ色との塗り分けがあります。面積が広いので、黒色部分に吹き付け塗装をします。したがってマスキングするのはボディ色部分。入り組んでいるので、マスキングゾルを使いました。

<窓枠>
銀色のモール部分と黒色の墨入れがあります。今回は、ラッカー系の銀色をフリーハンドで塗装、その後にエナメル系の黒色で墨入れしました。穂先の具合のいい筆を前回買いましたので、このような「フリーハンド」の塗装が可能になったのです。 テールレンズの枠も銀色を塗りました。レンズの枠ははみ出すことが明らかだったので、エナメル系の銀を使い、はみ出し部分を拭き取っています。
'67 ホンダN360(昭和42年)
<仕上げ>
ミラー等の細かな部品の取り付け穴が塗装で埋もれてしまっていたのでドリル(1.0mm)で穴を開けました。

デカールの余白が少し目立つようです。切り落としてから貼ればよかったですね。
モンザレッドは赤より少し明るくオレンジっぽい印象の色です。
エヌコロを塗ると、墨入れの拭き取りきれないくすみと合わさり、すこし褪せた感じの昔の車な感じになりました。
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