スケールモデル研究所
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
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アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
<T360 アリイ1/32>
T360は1963年のこと、ホンダが初めて販売した4輪車です。当時ホンダはオートバイメーカーとして知られていましたが、全世界に販売できるオープンスポーツを開発していました。

当時開発していたスポーツカー用のエンジンを基本に、トラック用に開発した新たなエンジンをT360に搭載。ただし、ベースがスポーツカー用であったので、水冷のDOHCだったり、キャブレターがケーヒンの4連あるいはミクニの2連だったりと、およそ軽トラックとは思えない高出力のエンジンでした。

初めて売り出す4輪車をオープンスポーツではなく、軽トラックにしたのは既に展開しているオートバイ店で販売できて、需要が見込めることが理由であったと考えられますが、おそらくは相当な「高性能スポーツトラック」だったのではないかと思われます。
<キットについて>
部品点数が少なく、とても単純です。
初めてのスケールモデルとするには説明書が簡素ですが、価格が「大変お安くなっております」ので2つ3つ買って経験を積むことが可能。
モデルとする車も古いですが、キットも古いです。ゆえに、より美しく、よりリアルに仕上げるため、加工すると奥が深く、プラモデル経験者も飽きさせません。今回、1週間で完成しました。試行した結果がすぐ形になるところがよいです。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
<塗装前のボディ>
部品に少し歪みがあるので、接着部分を少し削って整えてあります。 マフラーの取り回しができなかったので、直前の排気管との接合部分を一旦切って、ずらして貼り付けました。隙間はエポキシ系接着剤をパテの代わりにして、埋めています。あと、マフラーエンドがただの棒なので、穴をあけて管に見えるようにしてあります。 こういう小細工が楽しいのですよ。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
ボディ塗装はアクリジョンのスカイブルー。
つやを出すには厚めにタレないように気をつけて吹き付けます。
筆塗りのほうが意外と楽にきれいかもしれない…。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
<きれいになったガラス部品>
部窓のクリア部品には歪みや傷があるので、表面をコンパウンドで磨きました。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
<内装>
スカイブルーを吹き付けたあと、メーター周り等の黒色を筆塗りしました。今回も塗料にアクリジョンを使用していますので、筆を使った重ね塗りに適しています。
完全に乾燥すれば、エナメル系だけでなく、アクリジョン、ラッカー系もOK。しかし、水性ホビーカラー、アクリル系はNG。
ダッシュボード以外の水色は筆塗りです。これらはツヤツヤになりました。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
完成です。山登りの山頂に着いた時、マラソンのゴールの時と同じだと思います。運動が苦手な人向けの、同じ達成の喜び。
窓、ミラー、ワイパー等にはエポキシ系接着剤を使いました。塗装後に接着したい時に適しています。瞬間接着剤のように白くならないので使いやすいです。
アリイ:1/32 オーナーズクラブNo.45「’63 ホンダT360 幌つき(昭和38年)」
幌がおまけで付いています。
こちらもいい雰囲気です。店舗名称をオリジナルペイント!
水性の細いボールペンと新しく買ったタミヤ極細面相筆(400円くらいの「高級品」ですぜ)で書き込み、上からつや消しクリアを吹き付け塗装。
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