スケールモデル研究所
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
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1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<このキットについて>
素晴らしさとお得感についてはご紹介済みですが、何度でもチャレンジしたくなります。
さて、前回の反省を活かしてより優れた完成品を製作できるしょうか。
同じモデルを作ると製作技術が向上しているかが純粋にわかる気がします。
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<コクピットの製作>
このキットのコクピットには、ついている機器がいろいろと再現されています。
これらには塗装するとただの黒い物になってしまうものがあります。
そこで、これらの物体にシルバーでドライブラシをかけてみたところ、スイッチ類がよく見えるようになり、かっこよくなりました
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<エンジン>
エンジンもご覧のとおりの精密さです。
ちいさな1/72スケールのキットとして文句なしではないでしょうか
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<機体の組み立て>
パーティングラインの修正や合わせ目のわずかな隙間を埋めます。
主翼にあるわずかな隙間は接着剤を少しはみ出させて、乾いたところを削って平らに仕上げます。
600番、1000番、1500番の順に紙やすりを使いました
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<いつも面倒なキャノピー塗装>
今回はマスキングして筆塗りしてみました。ところが、部品とマスキングテープのわずかな隙間を伝ってはみ出してしまいました。失敗です。これは塗料が薄すぎたものと思います。ところで、吹き付け塗装にしても、塗った後にはみ出し部分の修正を細い筆や、つまようじを使って行います。ならばと思い、はじめからマスキングなしのフリーハンドで一発勝負をしてみました。結果、やはりはみ出し箇所多数。はみ出した部分を溶剤つきの筆で拭き取りました。細い線を塗るより、拭き取りの方がいくらか楽でした。
作業時間は1時間。効率的かどうかは何とも言えませんがねえ
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<使っている筆>
穂先がオレンジ色のタミヤの細筆です。新品のときは、いい具合の穂先のまとまりが、次第に悪くなってきましたので新しいものに買換え時でしょうか。弘法筆を選ばずといいますが、弘法でない私は筆を選んで、その恩恵で品質を向上させたいと思います。キャノピー等細かなものを筆塗りするならば筆の影響を大きく受けます。

<機体の塗装>
吹き付け塗装ですが、いまひとつの仕上がりです。塗装面がゆず肌のようになってしまいました。塗料が濃すぎたものかと思われます。濃度の調整がポイントです。あとでセミグロスクリヤーを吹き付けようと思うので最終的には表面を平滑に仕上げたいです。
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<デカール貼りつけ>
クリアー塗装の前にデカールを貼ります。
ここでは水の他、(GSIクレオス)マークソフターが欠かせません。というのも、これを使わずに貼りつけたところ、機体表面に再現された凹凸にデカールがなじまなかったからです。
せっかくのパネルラインやモールドを台無しに。デカールにも糊があり、貼りつけたあと周りをきれいに拭かないと、跡が残ります。
さらに、マークソフターはこれを助長するのではないかと思います。
デカール周りの拭き取り仕上げに要注意です。
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<機体のクリア塗装>
デカールと塗装面では表面のテカリ具合が違うので、デカールを貼った後には上からクリアを吹き付けます。
これには貼りつけたデカールを保護する効果もあります。ただし、一度に大量に吹き付けると、デカールにしわがよってしまうので量に注意が必要です。
ゼロ戦のクリア塗装は「セミグロスクリア」にしています。
キットの箱絵とだいたい同じような仕上がりになります。

<塗装の反省>
どうも表面にムラがあるように見え、仕上がりがいまひとつです。油分が塗装の下地に残っていたことが考えられます。
次回は塗装前の下地をきれいにしなくてはなりません。
<プロペラの組み立て、製>作
この組み立てはあっという間です。きれいに嵌りました。今回は裏も表もレッドブラウンを吹き付けます。そして、つやがなさすぎるので、デカールを貼ってからクリアを吹き付けました。

<ランディングギアの組み立て、製作>
部品の点数は少ないのですが、主翼との取り付け角度の調整が難しいです。さらに、接着面の塗装をはがさずに付けたいので、いつものタミヤセメントではうまく接着できません。こんなときはエポキシ系接着剤を使います。二つの液体を混ぜるタイプです。ちょっと臭いですが信頼の接着力です。
1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型
<仕上げ>
主翼上面の補助翼作動アームや、透明パーツで作られたコクピットの照準器など実に細かなところまで再現されています。
書籍などで部品の機能を調べながら組み立てると、ゼロ戦の設計者、さらにはゼロ戦をモデル化したタミヤの設計者の奥深さを感じます
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