スケールモデル研究所
ハセガワ:1:72スケール 飛行機 「中島 キ43-II 一式戦闘機 隼」
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中島 キ43-II 一式戦闘機 隼
中島 キ43-II 一式戦闘機 隼

一式戦闘機「隼(はやぶさ)」は、昭和16年に旧日本陸軍に採用された運動性に優れた軽量戦闘機です。
設計は昭和12年に、群馬県にあった中島飛行機の太田製作所で始まりました。
搭載されたエンジンは「ハ25」というもので、海軍の零戦に搭載されたものと基本的に同じです。
戦闘機のとしての性格も零戦と似ていましたが、次のような違いがありました。
1、空母に着艦できません。
2、航続距離が零戦ほどは長くありません。
3、武装は軽量な7.7mmの機関銃を2丁、機種に搭載(後に12.7mmに換装)。

このように書くと、零戦と比べて弱い戦闘機のように思えます。
しかし、戦闘機というものは「なんでもできる」というのは結局「中途半端」になる危険が大きいのです。

着艦できる装備や機構も、強力な火力の20mm機関砲も、使わなければただの重り。
実際、機体が軽い隼は空戦においても優れた運動性により戦果をあげ、離着陸も容易で搭乗員(パイロット)から高く評価されていました。
隼がデビューした当時は、軽量で運動性能に優れること、これこそが1対1の格闘戦で勝利するために必要であり、戦闘機は格闘戦に秀でるべきであるという意見が大勢を占めていました。

ところで、陸軍の戦闘機には、この一式戦闘機をはじめ、銀色の美しい機体のものがあります。これは、ジュラルミンの表面を加工し、腐食に強くすることで、塗料の分まで軽量化したものです。まさに機能美です。
今回から、4回に分けて、この銀色の美しい機体をどう表現するかをテーマにします。というのも、旧陸軍の銀色戦闘機には一式から四式まであるからです。プラスチックを塗装して金属に見せること、これって面白いと思うのです
中島 キ43-II 一式戦闘機 隼
この一式戦、隼の塗装に使ったのは、クレオスのメッキシルバーネクストです。 下地の塗装には、メーカーに推奨されたGXカラーのウイノーブラックを使っています。 メッキシルバーは薄く吹きつけました。 また、日の丸、防空識別帯(日の丸のまわりの白い帯状のもの)、垂直尾翼の部隊マークは塗装仕上げです。

この部隊マークは、現在の埼玉県熊谷市に実在した、陸軍熊谷飛行学校のものを再現しています。

参考:文林堂 世界の傑作機 No.65 陸軍1式戦闘機「隼」
操縦席です。
キャノピーです。ナイフ、やすりでバリを取ったら、コンパウンドで磨きます
エンジンです。銀色を吹き付けてから、
薄めた黒色(エナメル系)を塗ります。
操縦席です。
キャノピーです。ナイフ、やすりでバリを取ったら、コンパウンドで磨きます。
エンジンです。銀色を吹き付けてから、
薄めた黒色(エナメル系)を塗ります。
タイヤです。丸くくりぬいたマスキングテープを使い、つや消し黒を吹き付けます。
落下式補助燃料タンクです。キャノピー同様にやすり、コンパウンド磨きまで。
胴体の組み立て中
主脚の格納場所は、カーキ色に塗ったあと、マスキング。コンパスカッターが活躍します。
タイヤです。丸くくりぬいたマスキングテープを使い、つや消し黒を吹き付けます。
落下式補助燃料タンクです。キャノピー同様にやすり、コンパウンド磨きまで。
胴体の組み立て中
主脚の格納場所は、カーキ色に塗ったあと、マスキング。コンパスカッターが活躍します。
主翼の付け根に隙間が。ヒケがないのでエポキシ系を使ってみました。
この部分は、つや消し黒と青を混ぜると説明書に書いてあります。
下地は黒、銀色はクレオスのメッキシルバーネクスト
味方識別の黄橙色の前に
主翼の付け根に隙間が。ヒケがないのでエポキシ系を使ってみました。
この部分は、つや消し黒と青を混ぜると説明書に書いてあります。
下地は黒、銀色はクレオスのメッキシルバーネクスト
味方識別の黄橙色の前に
下地に白があるので発色がよいです。
日の丸の下地も、GXカラーの白を
熊谷飛行学校のマークを切り出します
マスキングできたら黒を吹き付けます
下地に白があるので発色がよいです。
日の丸の下地も、GXカラーの白を
熊谷飛行学校のマークを切り出します
マスキングできたら黒を吹き付けます
ちょっとずれてしまいました
参考にした資料は文林堂の『世界の傑作機』です
日の丸の周りに白い帯がありますが、これは防空識別帯といいます
完成
ちょっとずれてしまいました
参考にした資料は文林堂の『世界の傑作機』です
日の丸の周りに白い帯がありますが、これは防空識別帯といいます
完成です
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