1998年のF1チャンピオンマシンです。効率的な空力処理、卓越した路面追従性を発揮するサスペンション、優れた重量配分など全てにおいてバランスのとれたシャーシに加え、パワフルなメルセデス･ベンツ製3リッターV型10気筒エンジンを搭載し、タイヤは日本のブリヂストンを採用。 M.ハッキネンが8勝、D.クルサードが1勝し、マクラーレンチームにコンストラクター、M.ハッキネンにドライバーの両タイトルをもたらしたのです。

1993年のF1グランプリ開幕戦、南アフリカGPに登場。空力トレンドでもあるハイノーズを採用してエアロダイナミクスに優れたボディに、コンパクトで信頼性の高いフォードHB･V型8気筒3.5リッターエンジンを搭載。 シフトアップが自動で行われ、コーナーに合わせた最適なギヤポジションも自動的に選択できるセミオートマチックトランスミッション、アクティブサスペンションなど、高度な電子技術により制御されたハイテクマシンです。 ブラジル、ヨーロッパ、モナコ、日本、オーストラリアでA.セナが優勝、イタリアではM.アンドレッティが3位に入賞するなど、シーズンを通して活躍したのです

1992年のF1グランプリ第3戦、ブラジルGPにデビュー。ハイリフトノーズを採用した空力ボディに、低重心･コンパクトを目標に新たに開発されたRA122E/Bと呼ばれるHondaのV型12気筒3.5リッターエンジンを搭載。 セミオートマチックトランスミッションを装備すると共に、アクセルの動きを電気信号に変えてスロットルに伝えるシステム（ドライブ･バイ･ワイヤー）を組み合わせることにより、エンジン回転数とギヤチェンジのタイミングをより正確に 同調させる高度なエンジン制御を実現。A.セナがモナコGP、ハンガリーGP、イタリアGPで、G.ベルガーがカナダGP、オーストラリアGPで優勝を飾るなどシーズンを通して活躍したのです