AFV CLUB:1/350「German U-Boat TYPE VII C/41」
製作・撮影
パパゴジラ さん ※2020年07月25日 当店ギャラリーに掲載

作品解説
本当に久しぶりの潜水艦、AFV CLUBのドイツ海軍「U-ボート TYPE VII C/41」を製作しました。5年ほど前にこのギャラリーに掲載していただいたニチモ:1/200「伊-19」の製作以来ですから、おそらく40年近くぶりになります。
ヤマト2199の1/1000やメカコレの「UX-01」に夢中になるくらいですから元々潜水艦好きなのですが、なぜか長らく製作しませんでした。1/200「伊-19」で満足していたのかもしれませんね。

このキットはプラ材が予想以上に薄くて柔らかく、上下船体を貼り合わせる際に力が入りすぎて艦首の上部船体が下部船体左舷側に被さってしまい、プラ用接着剤で下部船体のモールドが一部潰れてしまいました。
一時は製作を諦めかけましたが、患部をデザインナイフで丁寧に削り出し、極細に伸ばしたランナーなどを駆使して不細工ながら何とかカタチにしたところです。

Uボートは潜水艦の保有トン数の制限を数でカバーするため1隻のトン数が小さいとのことで、この「TYPE VII C/41」も実艦の全長は70mに満たず、キットも約19cmと1/350の艦としてはとても小さいですが、各部の彫刻も細やかで部品の合いも良く、完成すれば見映えのするいいキットです。特に艦橋周りはとても武骨な外観で独特の魅力がありますね。
また、2隻付属の特殊潜航艇「Biber(ビーバー)」も細かな造形で作品に華を添えてくれます。艇体前端のシャークフェイスがユーモラスで楽しいですが、全長2.5cmほどのサイズなのでこの水転写デカールも極小サイズ。貼り付けにはデカールの軟化剤や定着剤と手早い位置合わせが必須です。

作品は改造なしで、塗装は艦体下部と甲板をクレオス#331ダークシーグレーBS381C/638、艦体上部と艦橋はタミヤエナメルXF-50フィールドブルーとし、特殊潜航艇「Biber(ビーバー)」はクレオス#308グレーFS36375を使用。薄めたつや消しブラックで汚しを兼ねたスミ入れ後、つや消しクリアを吹いて仕上げとしました。
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