タミヤ:1/48 MMシリーズ No.58 日本陸軍 95式小型乗用車 (くろがね四起)
くろがね四起とは、先の大戦の前、世界に先駆けて日本で作られた4輪駆動の自動車です。
まだ軍用ジープが誕生する前のこと、日本陸軍が日本内燃機今の日産工機に発注した乗用車です。
今回のモデルは前期型の乗用車タイプで、アメリカ軍のジープと違い、貨物を乗せ、トラックとして使うことは考えられてないところ。くろがね四起は、ホイールベースが短く、全体的に丸いデザイン。
但し、後になってから少し角ばったデザインで荷台のあるモデルも作られました。
自動車の全長が短ければU ターンしやすく、車重も軽くなるため、機動力が高くなります。
偵察や将校の移動に合理的です。
日本国内に現存する車体は2台で、1台は石川県小松市の日本自動車博物館で、後期型の貨物タイプが展示中。
もう1台は 前期型の乗用車タイプNPO法人「防衛技術博物館を創る会」により現在復元を目指し資金集めなどをしているところです。