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F6F ヘルキャットについて
太平洋戦争で零戦の宿敵となったアメリカ海軍の艦上戦闘機です。開発は1938年3月から始められ、一度中断されたものの、1940年9月に再開し、1942年6月に初飛行しています。太平洋戦争で零戦の宿敵となったアメリカ海軍の艦上戦闘機です。開発は1938年3月から始められ、一度中断されたものの、1940年9月に再開し、1942年6月に初飛行しています。
零戦と比べ、約2倍の馬力のエンジンを積み、十分な防弾、頑丈な機体を特徴としていました。信頼性が高く、前方視界が良好で、空母艦載機として優れていました。
また、生産性にも優れ、総生産数は12,275機です。大量生産のピーク時である1945年3月には、わずか1か月で実に658機が生産されています。
優れた工業力を持つアメリカの戦略として、設計を単純にした戦闘機を工場で大量に生産する手法は誠に合理的です。グラマン社の工場では交代制で24時間稼働し、航空機のことなど何も知らずに相当数雇われた女子工員が、働くうちに熟練工になっていったと言われています。
機体そのものは、超一流と言われることはありません。機体は零戦の2倍も重く、エンジンは零戦の2倍の馬力があるにもかかわらず、上昇力では零戦に負けています。
しかし、前述のような大量生産を背景とした大戦力と、頑丈な機体を最大限に生かした戦術で、無敵と思われた零戦と戦ったのです。
参考:世界の傑作機No.71グラマンF6F ヘルキャット 文林堂、大人の零戦大図鑑 マガジンハウス
<キットについて>
タミヤのマークがついて売られていますが、製品はイタレリ社のもの。部品の精度は日本のメーカーに及びませんが、値段がとっても安いです。完成までには、結構難しいことを要求されます。部品を取り付けようとすると位置が合わず、加工を要求されたりします。
したがって、経験者向きの印象ですが、こういうキットに慣れ親しむことで、腕が上がるものと期待できます。
以下では写真により製作途中の様子をお伝えします。3色のブルーで塗りましたが、鮮やか過ぎました。まるでANA。戦闘機の渋さがありません
部品画像
コクピットの部品
穴を開けてくださいと
穴は枠のところでと
鋸を使ってみるものの
開いたので丸やすりで仕上げる
結局は角の部分でピンバイス
鋸よりピンバイスのほうが効率的と思われます
部品を切って貼りつけ直すともいいます
機体内装を吹き付けてみたところ、色が明るすぎで失敗です
窓をくりぬき透明部品を貼りつけたところ
主翼の組み立て
またも穴をあけてくださいと言います
穴の位置は窪んだところ
ドリルは1.0mm。ドリルにはテープを巻いてそのまま使えるように
貼り合わせ時に浮き上がる部分はテープで補強して乾燥を待ちます
主脚部のタイヤの合わせ目消し
構成する部品
こういう合わせ目はデザインナイフで削ります
接着剤を皿に取って、超極細の筆で塗ります
接着剤がはみ出さずきれいに
折ってしまったアンテナは叩いて作ることにしました
エンジンの塗装
タイヤホイールのマスキング
タイヤホイールのマスキング〜2
タイヤに黒
タイヤの塗装完了
細かい部品も結構ある
プロペラの塗装1
プロペラの先端に黄色、その部分をマスキングして
黒を吹き付け
銀のマスキング
さらに中心部分の銀
マスキングをはがすと塗装完了
主脚格納庫の塗装
機体内装色にH303
機体裏面の塗装の準備
窓枠はマスキングして細筆で
デカール貼り
折ってしまったアンテナを修理
<完成>