製作者
パパゴジラ さん

作品解説
初めてのフジミ製品ですが僅か30cmほどの全長ながら精密感や密度感が非常に高く、それでいて部品の合いもとても良いため、手間はかかりますが組み立てやすい素晴らしいキットだと思います。
本艦は大正２年(1913年)竣工で太平洋戦争に参加した日本戦艦で最も古い老朽艦にもかかわらず、３隻の同型艦とともに最も活躍した殊勲艦として有名であり、ある程度レベルの高い模型を是非作りたいと思っておりましたので、ワクワクしながら楽しく製作しました。

作品はキットのモールドが大変素晴らしいので、艦橋の窓以外は敢えてスミ入れや汚しを加えないでモールドや細かい部品構成を活かしていますが、それだけで十分に実感ある仕上がりが楽しめます。 甲板の細かな突起物の塗り分けがとても大変ですが、それだけ細かく再現されている訳で、根気強く丁寧に仕上げればなかなかの見栄えです。 また、このキットには専用のエッチングパーツもセットされておりますが、あまりに細かすぎて老眼の私にはほとんど使えない無用の長物でした。 それでも比較的大きいクレーンやカタパルト、艦橋頂部のレーダーなどに使用したところ格段に実感が増しました。 さらにマスト上部から四方に伸びる見張り台には部分的にエッチングパーツをカットしてプラ部品と合成し、雰囲気を高めております。
塗装はオーソドックスにクレオスの艦体色(№32)、タン(甲板色/№44)、艦底色(№29)を基本とし、細部に各適応色を配しました