製作・撮影
クラフトMAN さん　※2016年03月03日当店ギャラリーに掲載

作品解説
本キットのカラフルなパネルは全て水転写デカール（又はシール）を貼って補うようになってます・・・が、コレって全部貼るのは大変ですよね？なのでパネル色に関しては水性塗料でムラが出ても気にせずに筆塗りしました（※白下地は予めラッカー系で塗装）。
どうせウォッシングするのでムラは全然問題ありません・・・ウォッシング？・・・一般的なウォッシングでは希釈したエナメル塗料を全体に塗って軽く拭き取るのですが、ここで問題が発生です。
既にご存知の方もいるかと思いますが、ガンプラなどのスナップフィットキット（接着剤不要のキット）は組んだ状態でエナメル塗料を用いたスミ入れやウォッシングを行うと破損（部品割れ）に繋がります（ガイアノーツのエナメルシンナーなどを使うとある程度は防げますが）。
そこで試行錯誤した結果、今回のウォッシングは水性塗料ファレホのウォッシングカラーと油性塗料のMr.ウェザリングカラーを用いる事にしました。
まずファレホで全体を軽くウォッシングして、あとは陰影の足りない部分にウェザリングカラーをピンポイントで塗布する方法です。ウォッシングの際にパネルもファレホで塗っていたので色が落ちかけた箇所もありましたが数カ所だけ塗り直し、あとは退色表現としてそのまま残す事にしました。
この他に塗膜を引っ掻いて塗装剥げ加工した箇所もあったりしますが、拘り始めるとキリが無いので最後に所々シャドーを吹いて水性トップコートをして完成としました。
BB8の時は色分けや質感に驚きましたが、このファルコン号に関しては色分けなどがあまり無いもののそれを補って余りあるほどの超絶ディテールが衝撃でした。