ニチモ:1/500「戦艦 長門」
製作・撮影
パパゴジラ さん ※2015年8月27日当店ギャラリーに掲載
作品解説
ニチモの1/500戦艦「長門」。これも今から30年近く前の古い作品です。
今や模型製造から撤退されて久しいニチモさんですが、軍艦模型製造の雄としてなじみ深いメーカーでしたね。
ニチモさんの1/500にはディスプレイ向けの細密なキットもありますが、このキットは1本スクリューのモーターライズ前提でかなり荒っぽい造形でした。

中でも艦橋は最上部の戦闘艦橋の形状を含めておよそ長門とは思えない形で窓は適当に四角い穴が開いている状態でしたので、実艦の写真等を参考に半ば作り替えレベルの改造を施し、窓は枠から一本ずつ自作して透明プラ板でガラスも表現しました。

スクリューもモーターライズ用の1本スクリューは使わず、ギターの弦やランナーを材料に4軸のスクリューを自作しています。
当時のワタシにはここまでが限界でしたが「長門」の雰囲気は何とか出せたんじゃないかな…と思っております。

なお本作の艦体色は、既に故人ですが海軍で実際に巡洋艦に乗務していた我が父親のような知人の「現場の軍艦は(現在市販の模型用艦体色よりも)もっともっと青かった!」との証言を受け、大和の外観をよく見ていたというこの知人立会のもと当時製作中だった戦艦大和用に調色したものです。
「他の艦も大差ない色だった」との助言から本作を含む当時何隻か製作した日本海軍水上艦艇にも使用しました。



ご覧のとおり、市販の軍艦色を見慣れた目には異様なほど「青い」ですが、少なくとも実際に当時の軍艦で働き、多くの日本艦艇を見ていた1人の目撃者の記憶の中ではこの「青い」グレイこそが本物の軍艦色に間違いないので、そのまま大切に保管しています。 戦争体験を持つ生存者が徐々に少なくなられる中で、このような些細な事柄も貴重な記録ではないかと思います。
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